【special】
岐阜県で就職したUターン経験者による
「Uターン先輩ぶっちゃけトーク」
Uターン就職ってぶっちゃけどうなの?メリットやデメリットは?岐阜県に実際にUターン就職した先輩に色々聞いてみました。

岐阜市出身 関西の大学から岐阜にUターンする社会人1年目の23歳。

各務原市出身。京都府の大学で社会心理学を学び、現在は金融業界で働く社会人10年目。趣味は城めぐり。最近はスマホの電波の届かないところまでキャンプに行くのにもハマる。

岐阜市出身 静岡県の大学でロボットなどの機械システムの研究などを専攻。生産設備の設計を担当、工場のIoT化にも取り組む社会人5年目。休日は趣味のゲーム(FPS)でストレス発散。

大垣市出身 東京都内の大学で建築工学を学び、現在は建設系の企業で施工管理などの業務を担当する社会人6年目。高校時代は写真部。現在も休日には写真を撮りに行く。

皆さんがUターン就職を考えたきっかけを教えてください。

ちょうど大学の在学中に東日本大震災が起こりました。その影響で就職活動も一時中断してしまいました。東北での震災の様子を見て、何かあった時に家族や親族の元にすぐ駆け付けられる地元の岐阜で働くことを考えました。

私は大学が静岡だったので、もともとUターンをするつもりはなく、静岡から関東方面で就職活動をするつもりでした。しかし、自分に合った業界や働き方に合致する企業になかなか出会えず、帰省中に両親から進められた合同企業説明会で条件にピッタリの今の会社と出会えました。

始めは東京で就職するつもりで、いずれ岐阜に帰ってこようと思っていました。でもどうせ岐阜に戻るなら早く地元に戻った方がメリットはあると思いUターンを決めました。

現在は新型コロナウイルスの影響で考え方も変わった方が多いかもしれないですね。

じゃあ次に、ぶっちゃけUターン就職に不安はありましたか?

東京や大阪などの大手企業に受かっていく友人を見ていると、どうしても他の人と比べてしまって「Uターンってどうなの?」と少なからず思うところはあったかもですね。でも自分の曲げられない価値観として「地元密着が大事だ」と気付いてから、不安らしい不安はなかったです。

自分はUターンを決めてからの不安はなかったですね。大学のある静岡や関東などの勤務地はあくまで条件であって、自分が働けるかどうかが自分にとって重要だったからでしょうか。

秋田や長野などの地方出身のゼミ仲間等いる中で、「東京で働くことは当たり前」と思っていたので、そういう意味では勇気が必要だったかもですね。自分は建設・建築系を学んでいたので、最新の技術に触れられるチャンスが減ってしまうかも、という不安はありましたね。

なるほど、業界によってUターン就職の不安度は違ってきそうですね。

では実際に岐阜で働いて感じるメリット、逆にデメリットを教えてください。

メリットはいわゆる「地方」といわれる県の中では比較的暮らしやすいのではないかなと思っています。名古屋の経済圏の中で仕事もたくさんありますし、ちょっと足を伸ばせば高山など観光地もあって、岐阜県にはライフスタイルの多様性があると思ってます。デメリットは宅配サービスなど都会ならではのサービスを当たり前と思っている方だと不便と感じる人もいるかもしれないですね。

預金や保険の使い方は全くわからなかったので、他人になかなか相談しづらいお金の管理の仕方を教えてもらっています。デメリットは、ちょっとしたことでも親に甘えてしまうところですね。(笑)

地元で暮らしていると「あの建物作ったの!?」と驚かれることもありますが(笑)、仕事のモチベーションが身近なところから生まれるのはメリットかなと思います。その一方で回りに知り合いがいっぱいいるので仕事でミスしたりするとすぐに伝わるので、変なプレッシャーはありますね(笑)。

知り合いや親族が多い地元ならではの特徴も多いですね。確かに良くも悪くも世間は狭いと感じることは多そうです。

では続いて、皆さんは岐阜での生活をどのようにエンジョイしていますか?

社会人になって自動車が使えるようになって高校時代よりも行動範囲が広がったのは大きいですね。岐阜は駐車場も広いですし、車1台あるだけで世界が広がることを Uターンを考えてない方にも知って欲しいですね。

休日は大学時代の友人とオンラインゲームをよくしています。住んでいる場所に関係なく楽しめる趣味なのでお得ですね。他の方と違って、岐阜感がなくてすみません 。

写真が趣味なのですが、山や川など岐阜県の自然を撮って癒されています。その途中の道の駅でおいしい特産物を食べるのも楽しみですね。

社会人になって行動範囲が広がると、岐阜って意外と広いんだなと感じますよね。そんな風に感じられるのも地元ならではかもしれませんね。

では最後に、岐阜へのUターンを考える方に向けてメッセージをお願いします。

「岐阜に帰って来よう」と思うだけで自分の市場価値が上がるってことに気づいて欲しいですね。そういう土地だからこそ、自分が本当にやりたいことを仕事にできる「自己実現」の可能性も上がると思います。

コロナ禍でこれから少し先の将来もわからない中で、不安を和らげる要因の一つとして地元で暮らすことはひとつの選択肢なのではないかと思っています。安心できる岐阜で岐阜のために仕事をすることをぜひ考えて欲しいですね。

Uターンを機に上京する前には気が付かなかった岐阜の良さに気付くようになりました。昔は「田舎だから嫌だなぁ」と思っていましたが、食や環境の質の良さを戻ってきて実感しています。一度出たからこそ戻った時に気付く良さもあると思うので、就活中の皆さんは視野を広くして就職活動がんばってください!

皆さん、本日は貴重なお話ありがとうございました!!